ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

嘘の手がかり「左右非対称の顔」

今回は、微表情分析を応用した嘘の見抜き方について紹介させて頂きます。

さて、突然ですが、個人的に

 

「嘘をつかない人間はいない」

 

と思います。

 

みなさんはどう思いますか?

 

生まれてから今まで、一度も嘘をつかない人は存在するのでしょうか。

 

嘘をつくという行為は、一般的に

「悪い行い」と、捉えられがちです。

 

悪いこととされながらも、

我々人間は嘘をつかずには生きられない のです。

 

ある研究によると、一般的に人は

「10分間の会話の間で平均3回は嘘をつく」という結果が出ているくらいです。

*興味のある方は是非こちらの本を読んでみてください↓

 

みなさんも嘘をついたり、つかれたりと、経験があると思います。

微表情を応用して嘘を見破る

さて、嘘を見破る1つのテクニックとして、微表情分析が応用できます。

(微表情については以下のリンクをご覧ください。) ↓

www.lietome.me

 表情と脳の密接な関係

 人間の表情は進化過程における産物であり、万国共通/普遍的です。

*表情の普遍性についての記事をご覧になっていない方はまず以下の記事をご覧いただけると 理解しやすいかもしれません。↓

www.lietome.me

 

 なぜなら、表情の表出は、脳の働きと関係しているからです。

 

例えば、錐体路系神経(伝達システム)を損傷した患者は、笑顔を作るように指示されても、自分の表情に意識的に笑顔を作ることはできません。

しかし、ジョークなどに対して自然に笑うことはできるのです。

 

逆に、錐体外路神経を損傷した患者は、

笑顔の表情を意識的に作ることができますが、彼ら自身で楽しんでいる時に、ジョークなどに対して自然な笑顔の表情は見られません(まるで無表情なのです)。

 

 これらは、脳と表情の密接な関係、

つまり、脳からの電気信号が表情筋を動かしていることを示しています。

 

従って、

前の記事でお伝えしたように、

 

微表情は意識的にコントロールすることができません

 

感じた素直な感情を、0.25秒以下もの短い間に、しかもまた本人が気づかないうちに表してしまうのです。

 左右非対称の顔

微表情を応用した嘘の見破り方の

一つとして、左右非対称の表情

があります。



ある感情を自然に感じている際、

たいていの人は基本的に左右対称の表情をします。(生まれつきや、癖、また脳へのダメージを除いてですが)

 

多くの研究者が、

実験参加者が、ある感情を実際に感じておらず、それを偽ろうとしている場合

 

「左右非対称の表情を表す」

 

ことを発見したのです。

 

f:id:Lietome:20200512145248p:plain

左右非対称の顔、「軽蔑/contempt」などは嘘の手掛かりになることも

また、研究者に、顔に笑顔の表情を意識的に作るように指示された人々は、

左右非対称な表情を見せました。

*ちなみに、右脳が体の左半身、左脳が右半身をコントロールしており、

右脳に感情を司る部分があるため、故意に表情を作るとなると顔の左半分が強くなる傾向があります。

もちろん、個人差、また、右利き、左利きによっても違いがありますが。

 

それと対照的に、

参加者が本当にある感情を抱いている場合、左右対称の表情を表すことが発見されました。

 

嘘発見の手がかりの一つとなる

「左右非対称な顔 」ですが、

安易に、左右非対称な表情の変化を

嘘をついていると捉えてしまうことはとても危険です。

 

以前の記事でも紹介したように、

嘘を見抜くためには、表情の変化とともに、会話などの流れや前後をしっかりと理解する必要があるのです。

詳しくはこちらをどうぞ↓

www.lietome.me

 

ただ、参考として、これからの生活で、現れるであろう左右非対称な顔に注目してみてください。

参照した本の和訳版です。是非読んでみてください。お勧めです↓

ありがとうございました🐈

 

参照

Ekman Paul (2009) Telling Lie: Clues to deceit in the marketplace, politics, and marriage, third edition, published by W.W. Norton

 

 

 


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