ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

多くの人が買い占めに走る理由

こんにちは。

 

最近コロナウイルスの影響による

トイレットペーパー、生理用品など多くの人による

生活日用品の買い占めが話題となっていますね。

 

また、過去を振り返ってみると、

震災時などにも同じような買い占めの動きがあったことがわかります。

これらの一つの大きな原因は、

人の不安を煽る、不正確な

「デマ情報」の存在と考えられますが、

そもそも、なぜ人はそのデマ情報の正確性に疑問を持たず、鵜呑みにしてしまうのでしょうか?

それは、「確証バイアス」という心理的作用が働くことが1つの要因と考えられます。

バイアスとは

バイアスとは、英語の"bias" から来ている言葉であり、意味としては、先入観偏見のことを指します。

心理学的バイアスの代表なものとしては、「認知バイアス/cognitive bias」が挙げられます。

認知バイアスは、思い込みや先入観によってものごとの受け取り方や判断に差異が発生することを指します。

認知バイアスの中にも様々な種類のバイアスが存在し、記事の先頭で紹介した

「確証バイアス」とは、この認知バイアスの1つです。

 

確証バイアスとは

確証バイアス/confirmation bias」とは、認知バイアスの一つであり、社会心理学にてよく使われる心理的用語です。

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人には、自分の信じたいものを信じようとするいう心理があり、これを「確証バイアス」と呼びます。人は、自分の考えに合致する情報があれば、それに引き寄せられやすくなってしまう傾向があります。

また、自分の考えと反対の情報の方が

多かったり、正しかったとしても、

人はそれら反証情報には注目しない傾向があるのです。

確証バイアスの例

確証バイアスの例として、血液型から性格を判断するというものがありますね。

日本では昔からかなり有名ですよね。

アメリカン大学に通っていると、

授業においてこの例は確証バイアスの例として度々挙げられ、そのたびに日本人としては少し恥ずかしい思いをします。

さて、話が逸れてしまいましたが、

人の性格というものは、本来ひとつに決定されるものではなく、通常は様々な因子、性質を含んでいる、とても複雑なものです。 

*個性についての記事を以前執筆させていただきました。興味のある方は是非こちらからご覧ください↓

 

 

www.lietome.me

 

血液型から性格を判断するという占いのなかでは、

「A型の人は几帳面である」

と知られていますよね。

すると、人は相手の血液型がA型だとわかると、A型の性格として良く知られている几帳面という特徴ばかりに注目してしまい、例えその人が几帳面でないところがあるとしても、反証情報は無視されがちですので、結果として、

「A型は几帳面である」という情報が正しいものであると認識してしまうのです。

買い占めにおける確証バイアス

さて、では現在起こっている

生活用品の買い占めはどうなのでしょうか。 

コロナウイルスの影響により、

まずマスク不足が深刻化し、買い占めが懸念されました。そこに「次はトイレットペーパーが不足する」という情報が耳に入ってくれば、例え製造元が

「紙は充分にある」と訴えても

もう遅いでしょう。

人は、「トイレットペーパーがなくなるに違いない。」と考えます。

また、ある1つのスーパーの棚に

トイレットペーパーがないことを

発見でもすれば、その考えはさらに強くなります。

デマ情報を信じ、さらに人に拡散し、

周りの人の分まで買い占めてしまう。

といった異常な事態が発生します。

 

まさに現在その事態が起こっているといっても過言ではないでしょう。

 

その1つの原因と考えられる確証バイアスは誰にでも起こるものです。いまさら、「トイレットペーパーはまだまだ充分にあるので買い占めはやめてください」と訴えてもあまり意味はないかもしれません。

 

人々が、誰にでもこういった認知バイアスが起こり、非常事態にはそれがさらに起こりやすくなるのだと理解することが大事なのだと思います。

 

今回は、コロナウイルスの影響を受けた

人々の行動の心理を説明してきました。

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

ありがとうございました🐈