ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

自粛要請に多くの人が従わない理由とは?認知バイアスの一つ「正常性バイアス」の影響!?

さて、最近コロナウイルスの影響に伴い

活動自粛要請が出ていますね。

 

感染拡大を防ぐため、無駄な外出は控えるようにと要請されたのを皆さんご存知だと思います。

 

しかし、仕事の都合上など、理由は人それぞれですが、少なからずいまだに多くの人が外出をしているように思えます。

 

さらには、マスクをせずに外出している人なども度々ニュースなどで見かけます。 

 

なぜ、新感染症の恐ろしさを知りながらも多くの人は自粛要請に従わないのでしょうか?

 

また、過去を振り返ってみると、

震災時などにも同じようなことがありました。

津波発生時の人々の行動を振り返ってみると、当時、津波が迫ってくることを知りながらも、海の方に戻る人がいました。

 

なぜ、危険が迫りくることを知りながらもこのような行動をしたのか。

これらの行動の1つの原因は、

正常性バイアス」という心理的作用が働くためと考えることができます。

バイアスとは?

前の記事にて説明させていただいたように、バイアスとは、英語の"bias" から来ている言葉であり、意味としては、先入観偏見のことを指します。

*以前の記事、「確証バイアス」についてはこちらを是非ご覧ください↓

www.lietome.me

 

 

記事の先頭で紹介した

この正常性バイアスとは、認知バイアスの1つです。

 

正常性バイアスとは

正常性バイアス/normalcy bias 」とは、心理学の用語であり、社会心理学や災害心理学、また医療用語内でもよく使われます。

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正常性バイアス/normalcy bias



正常性バイアスとは、

 

例えば災害時など、人間が予期しない事態に直面した際に「ありえない」という

先入観や偏見(バイアス)が働き、物事を正常の範囲だと勝手に、また自動的に認識する心の働きを指します。

 

人間は、何か異常なことが起こるたびに反応していると精神的に、また脳自体がストレスを感じ、疲れてしまいますよね。そのようなストレスを回避するために自然と脳が働き、精神を安定させようとするのです。

 

つまり、「自分は大丈夫だ!」と考えることで、受けるストレスを軽減しているのです。

 

ところが、この自衛の手段の一つともいえる正常性バイアスが、裏目に出て、

現在の異常な事態を後押ししている1つの要因になっているのではないかと思っています。

 

3.11の津波発生時では、正常化バイアスが逃げ遅れの原因の一つになり、

現在のコロナウイルス感染拡大時には、感染を警戒し続けることや、

 

自粛が続くことによって生じるストレスから、「自分は大丈夫」と考えることで、人はそれらのストレスを軽減しようと試みているのです。

 

もちろん、毎日の生活において、今まで日常的に行ってきた活動を制限したり、

生活のリズムが変わったり、感染を警戒し続けることはとてもストレスを感じますよね。

 

しかし、そのような時こそ、

正常性バイアスは起こりやすいのです。

 

ストレスをそのまま受け止めろ。

とは言いません。何か気晴らしをしたりすることは大事だとおもいます。

 

しかし、節度をもって、また感染拡大を防ぐことを1人1人が少しでも意識していくことが大事なのだと考えます。

 

今回は、認知バイアスの一つ、

「正常性バイアス」のお話でした。

 

ありがとうございました🐈

 


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