ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

古代では嘘はどのように測られていた?

今回は、「嘘」発見に関係することを

執筆させて頂ければと思います。

 

さて、人間は誰でも嘘をつきますよね。

大きい嘘から小さい嘘まで。

 

「嘘をついたことはない。」という方はその時点で嘘を1つついたことになります🤥

 

アメリカ マサチューセッツ大の心理学者のロバート•フェルドマンは、

人は10分間の会話の中で平均3回は嘘をつく」こと発見しています。

*こちらがフェルドマン氏の著書です↓

 

些細な、またくだらない嘘なら

見抜けなくてもいい時もあるかもしれませんが、命が関わる場合などは別です。

 

前の記事にて紹介させて頂いたように、

嘘発見器として、現在一般的に使われているのはポリグラフです。ポリグラフについては、こちらをご覧ください↓

www.lietome.me

 

さて、古代ではどのように嘘は測られていたのでしょうか?いくつか例を見ていきたいと思います。

灼熱スプーン舐め

一般的に、嘘をつくと、手のひらに汗をかいたり、脈拍が速くなる、血圧が上がる、などということはよく知られていますよね。

 

ポリグラフもこのような生理反応の変化を判断材料として利用しています。

 

また、緊張やストレスを感じると、口の中が渇くことも古くから知られており、

昔ではよく嘘発見の判断材料にされたようです。

 

例えば、アラブの遊牧民一派である

ベドウィンでは、

嘘発見の手がかりとして、

口の中の渇きを利用していました。

 

彼らが使用していたのが、

「世界最古の嘘発見器」として知られている「ビシャ」(赤くなるまで熱した灼熱のスプーン)です。

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「世界最古の嘘発見器」として知られている「ビシャ」


容疑者は、この灼熱スプーンを舐めることを指示され、

もし舌が焼けただれてしまうと「嘘をついている」と見なされ有罪、

無傷なら無罪となっていたようなのです。

 

嘘をついてる人は口が渇いてるため、スプーンの熱で舌が焼かれ、ただれてしまうが、もし無実なら唾液で舌が湿るはずなので舌が無傷であるはずだ。

という理論の元、ビシャが嘘発見器として使用されていたのです。

 

しかし、後に多くのベドウィンが後にビシャの使用を廃止しました。

*そもそも、ビシャは容疑者が無実である証拠や証人がいない場合に、最終手段として使用されていました。

 

ビシャ廃止の背景には、灼熱スプーンを舐めた容疑者が、その後、深刻な障害を引き起こしてしまったことや、そもそも無実だったとしても舌が焼けてしまい、冤罪を着せられてしまったことなどが問題となったからだそうです。

 

「灼熱スプーンをナメるくらいなら、本当は無実だけど罪を認めた方がましだ」

と、例え無実であった容疑者の嘘の自白が続出したのです。

 

ビシャの嘘発見器としての信憑性や正当性の問題により、ヨルダンやサウジアラビに暮らすベドウィンの間ではビシャの使用が禁止されました。

 

しかし、ベドウィンの一派の中には容疑者を取り調べる際にこの嘘発見器を使用している人々も存在するようです。

コメの粉が噓発見器?

古代中国では、ベドウィンと同じ考え方から、似たような嘘発見の方法を利用していました。

 

彼らは灼熱スプーンではなく、

「コメの粉」を使っていました。

 

容疑者の口にコメの粉を含ませ、

すぐに吐き出させることで、

粉の湿り具合を見ていました。

 

灼熱スプーン法と同じ理論で、

粉が乾いていた容疑者が犯人として

扱われていたとのことです。

 

さて、今回はベドウィンと古代中国において使用されていた嘘発見法の紹介をさせていただきました。

 

嘘をつくと緊張やストレスから、口が渇きやすいという考えは

今に通じるものがありますね。

 

しかし、問題点としては、

灼熱スプーン舐めにおいては、少し過激すぎるということ。

 

例え充分に口が湿っていても誰でも舌を怪我するだろうと想像することができます。

 

また、以前の記事にてご紹介しましたが、ポリグラフテストと同様に、

 

例え無実であっても、取り調べを受けていることに対する緊張やストレスから、

口が渇いたり、脈が速くなったりと

生理反応に影響があることがあります。

 

ポリグラフも含め、上記の嘘発見の方法では、

 

何故、生理反応に変化が起きたのか

 

を明らかにすることができないのです。

それは、嘘をついているからかもしれませんし、ただ単に他のことにストレスを感じているからかもしれません。

 

現在でも、完全に嘘を見抜く手段は

無いように思えます。

 

個人的には、微表情やしぐさ、声のトーンなどの非言語コミュニケーションから

嘘を見抜くツールなどの開発にも興味があります。

 

これからも、勉強を続けていきたいと考えております。

ありがとうございました🐈

 

 


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