ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

集中しすぎると周りが見えなくなる理由。Inattentional blindness/非注意性盲目とは?

さて、今回は認知心理学から、

"Attention/注意、注目"について

お話しさせていただければと思います。

 

Attention/注意、注目とは?

心理学用語において注意、注目とは、

ある周囲の物の特定部分や心的活動のある部分に対し、選択的に反応したり注目したりする意識の働きを指します。

 

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意識的に注目していないと知覚できないことは意外と多いのです。



Attention/注意、注目の機能とは?

日々暮らす中で、人は五感から、数多くの情報や刺激に囲まれながら過ごしていますよね。

 

例えば、あなたが今現在、

見ている文字や、光。

聴こえてくるテレビの音。

干してある洗濯物からする柔軟剤のにおい。

 

このように、人間の感覚器官には常に膨大な情報が入力されていますが、

私たちはそれらをすべて全て処理できているわけではないのです。

 

なぜなら、脳が一度に処理できる容量には限界があるから。

 

従って、必要に応じて取捨選択の重要な役割を担っているのが注意なのです。

 

ある一定の情報に注意、注目することで、意識的に必要な情報だけを選別して、認知しているというワケです。

 

Inattentional Blindness

この用語を説明させて頂く前に、

まずはこちらの1分ほどの動画をご覧ください。↓

https://youtu.be/vJG698U2Mvo

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ハーバード大学によって行われた検証の動画です


そして、動画にある指示通り、

白いシャツを着たチームのパスの数

だけを数えてください。

そして、その数を覚えていてくださいね。

 

どうでしたか?白いシャツを着たチームのパスの数は何本でしたか?

 

 

 

"Inattentional blindness "とは、日本語で

非注意性盲目」と呼ばれ、

視野の中に入っているものの、注意が向けられていないために物事を見落としてしまう事象のことを指します。

 

さて、動画の答え合わせですが、

実は、パスの数はどうでもいいのです。

 

皆さんが白いシャツを着たチームの

パスの本数を数えている間に何か

おかしいことが起こりました。

 

気付いた方はいらっしゃいますか?

 

 

 

動画見返してみればわかりますが、動画の0:24付近で、ゴリラ🦍が パスを回してる2チームの間を歩いてすり抜けていることがわかります。

 

皆さんはゴリラ🦍の存在に気づきましたか?

 

白いシャツを着たチームのパスの本数だけに注意、注目していた方はゴリラの存在を見逃しているでしょう。

 

なぜ、一見目立ちそうなゴリラを

見逃してしまったのでしょうか?

 

人は、一つの物事に集中し、注意を向ける度合いが高すぎる時には予測をしていない変化や情報を見落としやすい傾向があることがわかっています。

 

私が「白いシャツを着たチームのパスの本数だけを数えてください」

とお願いした際に、

 

ほとんどの方は、黒いシャツを着たチームのパスの本数に惑わされないように、

白いシャツを着たチームのパスの本数のみに注意、注目しようと試みたのではないかと思います。

 

このように、一つの物事に集中しようとするときに、Inattentional blindness/非注意性盲目は起こりやすいのです。

 

どうでしたか?

一つの物事に集中できることは

とても素晴らしいことですが、

注意、注目しすぎてしまうことで

見えなくなっていることもあるのです。

 

今回は、そんな認知心理学の一つの

現象を紹介させて頂きました。

 

ありがとうございました🐈

 


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