ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

パブロフの犬から学ぶ古典的条件付け。心理学における「学習」の可能性

みなさんは、心理学における

条件付け/Conditioning

という言葉を知っていますか?


条件付けとは、

新たな反応を形成する学習過程のことを指します。

つまり、何か新しい反応を学習するための方法の一つとも言えるでしょう。

例えば、

 

あなたの目の前にたくさんの酸っぱい

梅干しがあると想像してみてください。

 

今から、その酸っぱい梅干しを全て

一気にあなたの口に入れます。

 

どうですか?

 

 

口の中に唾液が溢れた方はいますか?

 

するとあなたは

すでに条件付けされていると言っても良いでしょう。

 

条件付け/Conditioning とは?

この条件付けですが、理論を理解し、有効に使えばかなり効果的なものになります。

また、日常生活での人の習慣を変えるのにも役立ったり、動物へのしつけや、

行動療法での応用まで、幅広い分野で活用することができるのです。

 

条件付けには、2つ種類があります。

  • 古典的条件付け/Clasdical conditioning
  • オペラント条件付け/Operant conditioning

の2つです。

 

今回は、古典的条件付けについて

ご紹介させて頂こうと思います。

 

*オペラント条件付けについては後々また改めて別の記事にてご紹介させて頂く予定ですので、たまに当ブログを覗きに頂ければと思います。

条件反射とは

古典的条件付けを説明させていただく前に、まず、「条件反射」という言葉についてお話しさせてください。

 

我々生物には、「反射/reflex」と呼ばれる、無意識のうちに特定の刺激に反応するという特性があります。

 

例えば目にゴミが入ったときや、痛みを感じたときに涙が出るのは反射の一種といえるでしょう。

 

さらに有名な 反射の例がありますね。

 

膝蓋骨の下にある腱をチョップで

叩いてみてください。

 

すると脚が上がるはずです。

 

 

この「反射」には2つ種類があり、

  • 条件反射/conditioned reflex
  • 無条件反射/unconditioned reflex
の2つです。

 

後に訓練や学習で身につけることのできる反射を「条件反射」と呼びます。

*今回ご紹介する古典的条件付けはいわゆる「条件反射」を指します。

 

ちなみに、これに対し、生まれつき持っている反射、例えば先ほどの梅干しの例や、膝の例のような反射を

「無条件反射」と呼ぶのです。

 

古典的条件付け/Classical conditioningとは?

古典的条件付けとは、いわゆる

「条件反射」のことを指します。

 

先ほども述べたように、

ある行動反応)がある刺激によって、受動的に学習されることです。

 

上記の定義では少し理解しにくいと思いますので、有名な古典的条件付けの例を皆さんにご紹介したいと思います。

 

パブロフによる偶然的発見

1890年代にロシアの生理学者である

イワン・ペトローヴィチ・パブロフ/Ivan Petrovich Pavlovによって有名な実験が行われました。

 

パブロフは、当時エサに反応した犬の唾液分泌について研究していました。

犬の頬に小さな試験管を挿入することで、犬がエサを与えらえた際に反応として出る唾液を測定していたのです。

 

パブロフは、その実験中に

偶然、ある発見をするのです。

 

パブロフは、エサを目の前に置かれた犬が反応として、唾液を分泌することは予測していました。

 

しかし、エサを持ってくる実験者の足音を聞くだけで犬が唾液を分泌し始めたことに気づいたのです。

 

ここで、あることが仮説として浮上します。

 

「犬はエサを持ってくる実験者の足音を繰り返し聞くことで、足音とエサを結びつけたのかもしれない。」

 

この仮説を実証するために、「パブロフの犬/Pavlov's dog」と呼ばれる有名な実験を行います。

パブロフの犬/Pavlov's dog

パブロフが行なった実験は、以下のようなものです。

 

  1. 犬にベルの音を聞かせる。
  2. 犬にエサを与える。

 

以上です。

 

非常にシンプルな手順ですが、

ここで大事なことは、2つ。

  • ベルの音を聞かせた直後にエサをあげるということ。
  • この作業を繰り返し行うということ

です。

 

この手順と大事なポイントを踏まえ、

パブロフは実験を行います。

 

すると、その条件付けを行われた犬はどうなったと思いますか?

 

結果として、


その犬はベル音を聞いただけで、

唾液を出すようになったのです。

 

つまり、

古典的条件付けが行われる前は、犬はエサに対して唾液を分泌していましたが、

 

ベルの音とエサが条件付けされることによって、犬はエサの存在に関わらず、

 

ベルの音を聞いただけで唾液を分泌したのです。

 

 この過程、つまり、

ベルの音(刺激)と唾液の分泌(反応)を結びつけることを条件付けと言います。

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①エサが唾液を分泌させるか確かめる。②ベルを鳴らしてから犬にエサをあげる。このことが唾液を分泌させることを確かめる。また、この作業を繰り返し行う。③犬はベルの音を聞いただけで唾液を分泌するようになる。(ベルの音(刺激)と唾液の分泌(反応)が条件付けされたということになります。)

この「パブロフの犬」の実験は、

古典的条件付け(条件反射)の例えとして

必ず使われるほど有名です。

 

心理学専攻である私は何度この話を

異なる授業で聞いたことでしょう…

 

この古典的条件付けは、

理論は非常にシンプルですが、かなり強力なのが特徴です。

 

また、この理論は幅広い分野に応用することができます。

 

それら古典的条件付けを応用した具体例についてはまた改めてご紹介させて頂こうと思いますので、ご期待ください。

 

ありがとうございました🐈

 


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