ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

思い込みの力 “placebo effect/プラシーボ効果”とは?

今回は心理学から医療での有名な
ある心理現象•作用についてお話しさせていただこうと思います。
その名も、”placebo effect/プラシーボ効果”です。


ちなみに

「プラセボ効果」とも呼ばれますが、

プラセボ効果はフランス語読みから来たもので、

英語だと「プラシーボ効果」と呼ぶのが正しい様です。


日本語では、「偽薬効果」と呼ばれます。


さて、では「プラシーボ効果」とは一体何なのでしょうか?


「プラシーボ効果」とは?


「プラシーボ効果」とは、ものすごく簡単に言い換えると、

 

「思い込みの力」です。

 

「プラシーボ」とは、実際には効果のない偽薬を指します。医学面においてはブドウ糖や乳糖が使われることが多いようです。


実際には体に影響のない偽薬を服用し、それを本物の薬として思い込むことによって、身体や症状に良い影響があることを「プラシーボ効果」と呼びます。


具体的にどういうことなのか、
説明させていただきますね。


プラシーボ効果の発見


1955年、アメリカ、ハーバード大学の麻酔学教授であり、医療や麻酔学に精通していたHenry Knowles Beecher /ヘンリー•ビッチャーが彼の論文において


“Placebo effect/プラシーボ効果”

 

を発表したことがきっかけとなって、医療、また心理学の領域においてその心理作用が注目され始めました。

 

また別の実験でもプラシーボ効果が

実証されました。


科学者は、

術後の痛みを感じる患者を162人集めます。
そして彼らに鎮痛剤であるモルヒネと、プラシーボ(偽薬)の、両方を処方するのです。

 


ただ、モルヒネとプラシーボそれぞれの効果を測るため、


-半分の患者は、最初にモルヒネ、後にプラシーボを。
-残り半分の患者には、最初にプラシーボ、後にモルヒネを投与します。


するとどうなったと思いますか?

 

f:id:Lietome:20200416003714j:plain

思い込むことによって良い影響があるかも…


最初にモルヒネを投与された患者は、
後に薬がプラシーボ(偽薬)に変わっても鎮痛効果を続けて実感したと訴えたのです。


逆に、最初にプラシーボ(偽薬)を投与された患者では、後に本当の鎮痛剤であるモルヒネが投与されたとしても鎮痛効果を訴えませんでした。

 

つまり、最初にモルヒネを投与された患者は、もちろん最初はモルヒネの効果によって鎮痛効果を感じます。

しかし、後に効果のないプラシーボを投与されたとしても、
「モルヒネを投与されている」
と思い込むことによって、

実際に鎮痛効果を実感していたのです。


プラシーボ自体に鎮痛効果があるといわけではないのにも関わらず、

モルヒネの後にプラシーボを投与された患者が鎮痛効果を訴えたことから、


患者の期待や、思い込み

 

が鎮痛作用に影響したのだと明らかになりました。

 


プラシーボ効果応用の可能性

このプラシーボ効果ですが、

様々な分野での応用が可能なのです。

 

このプラシーボの応用の仕方については

また後の記事にて詳しく紹介させて頂こうと考えていますので、

たまに当ブログを覗きに来てくださいね🐈

 

さて、今回は、思い込みの力、

プラシーボ効果のお話しでした。


*ちなみに、プラシーボ/偽薬によって
身体に良い影響が出ることを

「プラシーボ効果」と言いますが、


逆に、偽薬の投与によって身体に悪影響が生じることを「ノーシーボ効果」と呼びます。

 

ありがとうございました🐈

 


人気ブログランキング

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心理学へ
にほんブログ村