ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

警察や判事は嘘を見抜くことに長けているのか?

以前の記事にて、


「人は10分間の会話で平均3回は嘘をつく」
という、マサチューセッツ大学心理学教授のロバート•フェルドマン氏の研究結果を何度かご紹介させて頂きました。

興味のある方は是非こちらの本を読んでみてください↓


10分間の会話で平均3回は嘘をついているとなると、私たちは今までの人生の中で数え切れないほどの嘘をついてきたことになります。


逆に、周りの人や他人によって膨大な数の嘘をつかれてきたとも言えるでしょう。


ここで疑問に思うことがあります。


私たちは、どのくらいの確率で
嘘を見抜けているのでしょうか?


今回は、嘘を見抜く、発見する上での
人間の能力についてお話させていただこうと思います。


みなさんは、最近誰か他の人から嘘をつかれた覚えはありますか?


嘘を見破った覚えがある方は、あまりいないと思います。


なぜなら、私たちが持つ嘘を見破る能力はとても低いからです。

これから、実際に行われた実験をご紹介しながら説明していきたいと思います。

 

特殊な職業の人々の嘘発見における能力


FACSの開発者の1人でもある、
ポール•エクマン氏は、ポリグラフ(嘘発見器)の検査官や、判事、精神分析医、そして警察といった、一般人よりも経験豊富であり、嘘を見破れそうな業種の人間を被験者として集めます。


そして彼らにある動画を見せます。


動画の内容は、若い女性が自分が見た映画についての感想を語っているものです。

 

その女性が見た映画は2種類。

  • ホラー系の映画
  • 綺麗な自然風景を映した映画


いずれの映画をみたとしても、
彼女は、自分の見た映画がいかに心地よいものであったかを語るように指示されているのでした。


その動画をみて、被験者たちは、
彼女がホラー系の映画をみたのか、美しい自然風景を映した映画を見たのかを言い当てるように言われます。


結果はどうなったと思いますか?
被験者たちは、いわゆる嘘発見の経験が豊富な特殊な職業についていることを考慮しながらお考えくださいね^ ^

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警察や判事、裁判官や精神分析医などの特別な職、つまり一般人よりも嘘発見の経験が豊富であるような人は嘘を見破ることに長けているのでしょうか?

嘘発見の能力はかなり低い!?


結果はというと、被験者たちが、
ホラー系の映画を見て、それを心地良かったと語る女性、つまり嘘をついている女性を見抜くことができた確率は

 

なんと50%ほどだったのです。


つまり、警察や裁判官などは、嘘発見の能力において一般人と同程度であり、特に優れているわけではなかったのです。


これに比べ、特別な訓練を受けた
情報機関などで働く人達のみが、嘘発見において好成績をあげました。


この実験はアメリカで行われたため、一概に全ての文化や人々をこの結果に当てはめることはできませんが、


この結果から何が言えるかというと、
私たちの嘘を見破る能力は決して
高くはないということです。


従って、警察や裁判官などは、
私達の固定概念から、権威があり、人の心を見破ることができそうな人々と
思われがちですが、そんなことはないのです。


また、何度かお話しさせて頂いておりますが、嘘発見器として使われている
ポリグラフにも問題があります。


「高い確率で嘘を見抜く方法は存在しないのか?」


という問いに対して、


「微表情分析」や非言語コミュニケーション分析である!


と個人的にはお答えしたいのですが、
まだ確証を持っていうことができません。


なぜなら、嘘をついたときに出る変化やシグナルは、万国共通/普遍的ではないからです。


このことについては、また後の記事にてご紹介させて頂こうと思っています。


ありがとうございました🐈

 


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