ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

東京大学は猫同士の新型コロナ感染を確認も、猫から人に感染した例は無い。未だに猫を危険視する人に欠けている能力とは?

以前の記事にて、「Critical thinking/批評的思考」の定義と重要性についてお話しさせて頂きました。*本文を読まれる前に、その記事をご覧になっていない方は、まずこちらから読んでいただければと思います↓

www.lietome.me

 


さて、先日東京大学医科学研究所が発表した研究結果にて、
猫同士で新型コロナウイルスの感染が確認されたというものがありました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000014-kyodonews-soci

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59044610T10C20A5I00000/


以前、人から猫にコロナウイルスの感染が確認されたと発表されましたが、


いずれの論文において、猫から人に新型コロナウイルスが感染するという結果、報告は未だにありません。

 

情報を正しく理解して考えると人から猫にコロナウイルスが感染する恐れがあり、

それが猫同士でさらに感染が広がるリスクがあることがわかります。


しかしながら、多くの人が正確な情報を掴むことができずに、「猫もコロナウイルスに感染するので猫から人に感染するかもしれない」と考えてしまいます。
その結果、中国では、そのような情報を正確に判断することのできない人間たちによって飼い猫たちがひどい目にあったり、捨てられるという報道がありましたね。
そして現在ロンドンでも、新たに飼い猫たちが捨てられるということが多発しているようです。↓

新型コロナウイルスが原因!ロンドンで猫の遺棄が多発


このような人々を見て、正直言葉もありません。
誤った先入観や言葉に惑わされ、正確な情報を得ることができない人たちが何故こんなにも多いのか。


その背景には2つ理由があると私は思います。


1. Critical thinking/批評的思考のなさ


以前お話ししましたが、これらの人々には、この批評的思考力が欠如しています。情報を客観的に、批評的に判断する能力です。情報を鵜呑みにするのではなく、自分で一度客観的に考えてみるという習慣を持っていないと、情報の本質に迫ることが難しいのかと思います。また、多くの人はニュースのタイトルだけ見て、肝心な論文や研究結果を読むことは少ないと思います。また、論文を読むことに不慣れであり、できるだけ第三者が短くまとめたもの、意訳したものを読む方も数多くいらっしゃると思いますが、情報を正確に得ることができないもう一つの理由がここに潜んでいるのではないかと考えます。


2. ニュース記事や記者のことばにも必ずバイアスが含まれている


今はもうスマホで数多くの記事が閲覧できる時代です。私もアプリでニュース記事を読むことがありますが、デジタルニュース記事などは、論文などを第三者が意訳してみじかくまとめているものですから、その記者にそもそも批評的に情報を判断する能力がなかったり、論文の読み方を知らなかったらどうでしょうか?
誤った情報が無数の人に伝わってしまいます。また、記事の見出しには文字制限がありますよね。記事を書いた人間からすれば、そのニュース記事をクリックさせるのが目的であり、そのためにできるだけ読者の目を引くような、キャッチーなタイトルをつけます。そのため、正確な情報が省略されたり、事実が歪曲されることがよくあるのではないでしょうか?


また、バイアス/先入観は、誰でも持っているものであり、どんな権力者でも、頭の良い人でも、なにかを考えたり、書いたり、語る際に自分の主観は必ず入ってしまいます。
私自身も、記事を書く際にはなるだけ客観的になろうとは努力していますが、この記事だったり、保護猫の現状の記事であったり、私自身思うところがある問題について執筆している記事では、主観が入ってしまいます。
自分の意見を伝えることを目的とした記事ならばさほど問題はありませんが、情報を客観的に正しく伝えることを求められているニュースなどでは、主観が入ると大きな問題です。
その主観が言葉選びに表れ、ニュアンスとなって読者に伝わるからです。


この記事にてなにが言いたかったかというと、


猫から人に新型コロナウイルスが感染した報告は無いということです。


コロナウイルス蔓延のこの状況下で様々な情報が飛び交っていますよね。
中には、人を不安にさせたりする情報やデマも数多く見受けられます。
このような状況だからこそ、一人一人が他の人に頼るのではなく、自分の力で情報を批評的に判断する能力を培っていくべきなのではないかと思います。つまり、今がそれを習慣づけるのに最適なのです。


皆さんも是非、自分で批評的に考えるということをやってみてください。


ありがとうございました🐈


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