ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

日本が新型コロナウイルスを抑えられている理由は「日本語」にあった!? 本当でしょうか…

緊急事態宣言が解除される少し前、週明けには解除されるのではと各メディアで言われていましたね。
そんな中のとある夕方、
いつものようにとある情報番組を見ていると、出演者、コメンテーターが一丸となり
「何故日本が新型コロナウイルスの蔓延、被害を抑えることに成功したのか」
ということについて熱心に議論を行っていました。


その時点でも現時点でも、コロナウイルスが完全に収束しておらず、また給付金を配り終えてもいない(ちなみにうちにはアベノマスクすら届いていない状態)にも関わらず、そのように、新型ウイルスに対しての成功や勝利を称えるような報道はいかがなものかと思いましたが、
その番組内でさらに驚きのコーナーがありました。


それは、
日本が他国と比べ、新型コロナウイルスを抑え込むことに成功した理由は
「日本語」にあるというのです。


そのコーナーの担当であるアナウンサーの方は、誇らしげに、またあたかも自分たちが偉大な発見をしたかのように説明をしていたのが印象的で、その説明によると、


「日本語では、英語や他の言語に比べて、発話・発生の際に生じる飛沫が少ない」

 


のだそうです。

疑問を抱きながらも、それに続く検証VTRを見ていると、
そこには日本語を母国語とする日本人と、英語を母国語とする外国の方がおり、
両者の顔の前には吊るされた布が設置されています。
そして両者、同じ意味を表す文を、それぞれの母国語で発話するように指示されていました。
*文がなんだったのかは忘れましたが、
例えば、
日本語:「これはペンです」
英語: “This is a pen“


それぞれ文を発話する際に生じる飛沫を、顔の前にて吊るされた布がどのくらい揺れたかによって判別していました。


彼らの結論から言うと、
「英語の方が、言語的な発音や発話法的に飛沫が多く、日本語は他の言語と比べると生じる飛沫が少ない。
そのためウイルス感染が抑えられたのではないか」
とのこと。


少し待ってください。
確かに、その番組が制作したVTRでは
英語のネイティブスピーカーの方の顔の前に吊るされた布の方が揺れていたように見えました。

f:id:Lietome:20200526230632p:plain

確かに英語を喋った方の顔の前の布のほうが揺れていたようにみえました、が…



でも、英語を発話した方の発話、発生が大袈裟だったのです。

そのように支持されたのでしょうか。


結局、個々のさじ加減では?


日本語で「これはペンです」と言う際にも、声、もしくは口の動きの加減によって生じる飛沫の量は状況や個人によって異なるのは明らか。
それをあたかも言語自体の違いが
コロナウイルス感染の抑止力に影響したという説明。


正直、到底納得できませんでした。


日本語話者、英語話者の参加者をそれぞれもっと集めて、声の大きさなどの条件を揃えて行い、データを収集した上での報道なら少しは良かったのかもしれません。


なんの根拠も示さずに、多くの人が観ているテレビ番組でそのようなことを伝えてしまう事で生じるリスクを少しは考えて頂きたかったと思います。


SNSなど、他のメディアいおいても言えますが、芸能人などの、人よりも影響力がある方は、発言や意見にもう少し気を遣っていただきたいと度々思います。


その日々感じていることを、とある情報番組にて改めて感じましたので
記事として執筆させていただきました。


ありがとうございました🐈

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