ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

会話の最中の「あくび」が表す本当の意味とは?

突然ですが、あなたは、他の人との
会話の最中に「あくび」をしてしまったことはありませんか?


話している最中に大あくびをされると
誰でもショックになるかと思います。


なぜなら、私たちは、
会話の最中にあくびをする
=あなた(の話)に興味がありません。


というメッセージだと思っているからです。


また、よく、あくびが酸素不足によって起こるものだと考えている人もいます。あくびは身体からの酸素不足のサインへの反応だということです。


しかし、あくびが酸素不足によって起こるものではないことは、かなり前に、科学的に証明されているのです。


では、私たちは、会話の最中で
なぜあくびをするのでしょうか?


あくびは伝染する!?


よく、他の人のあくびが移ることがありますよね。
1人のあくびを見ただけでも、
その場の人、複数があくびをしてしまうなんてこともあるほどです。


ちなみに、「あくび」という文字をみるだけでも、あくびは移るようです。


      あくび

 

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あくびをしている写真も同じ効果があるとされています。

 


ちなみに「あくび」の文字や写真を見て、あくびをしてしまったあなたは、
共感力が高いかもしれませんね。


あくびが脳の熱を冷ます?


2008年、ニューヨーク州立大学
オールバニ校のアンドリュー•ギャラップ氏とゴードン•ギャラップ氏が、
「あくびが起こるのは脳の熱交換を促すため」という研究結果を発表しました。


彼らは、被験者たちを二つのコンディションに分けます。
1. 鼻呼吸をさせ、あくびを伝染させるようなものを見せる。
2.鼻をクリップで塞ぎ、あくびを伝染させるようなものを見せる。


鼻呼吸している被験者には、
あくびが伝染しませんでした。
なぜなら、
鼻呼吸には脳の熱を冷ます効果があるとされているからです。


一方、鼻をクリップで塞がれた被験者には、あくびが伝染したのです。


また、追って行われた実験でも、同じような発見がありました。
額に冷たいパックを当てた被験者にも
あくびは伝染しなかったのです。


あくびは退屈のサインではない


この発見からどう考えることができるのでしょうか。
ギャラップ氏らは、
「あくびが脳の熱交換を促す」と
言っていますが、


なぜなのでしょう?
なぜ、私たちは、会話中に脳の熱交換をする必要があるのでしょうか?


あくびをすることで、私たちは脳に冷たい空気、血液を送り込み、脳をすっきりさせているのかもしれません。


その場合、
あくびは退屈のサインではなく、
集中するための手段になります。


そう考えるならば、もしあなたが話している最中に相手があくびをしたとしたら、考えられる意味は2つ。


1. あなたの話をより集中して聞こうとしているため、あくびをして集中力を高めようとしている。
2.あなたの話が難しいか、あなたの話し方が下手なので、理解するために脳に冷たい血液を送っている。


いずれにせよ、「あくび」は
とても面白い現象だと思います。


ありがとうございました🐈