ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

なぜ表情やしぐさを完全にコントロールすることができないのか?大脳辺縁系・扁桃体と微表情の関係

当サイトでも度々お伝えしていますが、

私たちは、表情やしぐさ、声などの

ボディランゲージを完全にコントロールすることはできません。

 

例えば、何かやましいことがあり、

それについて急に質問された場合。

 

多くの人は何かしらのサインを知らず知らずのうちに出してしまいます。

 

分かりやすい例は、動物がとても臭い匂いを嗅いだ時。

私たちは、すぐさま「嫌悪」の表情を浮かべます。

鼻の周りにシワがより、上唇が引き上げられます。

 

なぜなのでしょうか?

 

それは、私たちの脳🧠の働きと深い関係があるからです。

 

大脳辺縁系と情動

 

私たちの脳は、大きく分けて3つのパートからできています。

 

  • 脳幹
  • 大脳辺縁系
  • 大脳皮質

 

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私たちの脳は、進化の過程において、

脳幹、大脳辺縁系、大脳皮質という順に

発達してきました。

 

従って、

  • 脳幹は、生物にとって最も重要な、生命維持の役割を担う部分。
  • 大脳辺縁系は、情動や感情といったものと大きく関係がある部分。
  • 大脳皮質は、最も新しい脳とされ、言語機能や高度な情報処理などを担っている部分。

 

情動を司る大脳辺縁系の中には、

扁桃体」という、アーモンドのような形の細胞の塊があります。

 

実は、扁桃体が感情を作り出すとされているのです。

 

扁桃体の機能と重要性

 

私たちは五感から多くの情報を受け取ります。進化学的背景から考えると、生き残るためには私たちにとって脅威となるものを瞬時に見極める必要があります。

 

その役割を担っているのが扁桃体。

 

ものごとを瞬時に「評価」し、

好ましいものにはポジティブな感情を、

好ましくないものにはネガティブな感情を発生させます。

 

この扁桃体の反応速度が驚くほど速いことは、日々の生活の中でも明らかです。

 

例えば、サルの目の前に、急にヘビ🐍が現れたとしましょう。

その時、サルのヘビ🐍に対しての反応は凄まじく速いです。なぜなら、ヘビが生存にとって脅威であることがインプットされているからです。

 

逆に、扁桃体を損傷したサルは、

平気で天敵であるヘビや毒蜘蛛に近づこうとすることがわかっています。

好ましいもの、好ましくないものの区別がついていないためです。

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微表情との関係性

 

好ましいもの、特に好ましくないものが表れた場合、扁桃体が物凄いスピードで反応し、電気信号が発せられて表情筋が動くとされています。

 

つまり、我々も気づかぬ内に、

表情にフラッシュの様な変化が現れるのです。

これが、「微表情」。

したがって、

この0.25秒ほどの僅かな時間の内に表れる表情の変化は、

その人の感情を表すのです。

 

私たちが好ましいもの、好ましくないものを理解して、

言語化できる、つまり嘘をつくことができるのは、

扁桃体の反応よりも、もっと後のこと。

 

ボディランゲージ、特に微表情は、

扁桃体からの正直な反応を表します。

一方で、言葉というものは、

大脳皮質という高度な機能を用いて発せられるもの。

 

どちらのほうがより信用できると思いますか?

 

結論として、私自身、あまり言葉自体を信用しないようにしています…

 

ありがとうございました🐈


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