ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

恐怖の感情の大切さ。恐怖は必ずしもネガティブ感情ではない

以前、世界共通の7つの感情を表す表情をご紹介しました。
*それに関してはこちらの記事をご覧ください↓

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さて、それら感情の中でも、
恐怖•嫌悪•怒り
これら3つは負の感情、つまり
ネガティブな意味を持つものとして
見られることが多いのですが、
必ずしもそうではないのです。


これらの感情は欠かせないものであり
特に「恐怖」の感情は、
危険から身を守ることにおいてとても重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか?


恐怖の感情とは?


「恐怖の感情とは、その名の通り
動物や人間のもつ感情の一つで、怖いと思うことやその気持ちのことを表します。

 

恐怖を感じるメカニズム


私たちが恐怖という感情を感じるために決定的な役割を果たしているのが、
大脳辺縁系の一部である扁桃体という部分です。
以前の記事にてお話ししたように、


扁桃体は、ものごとを瞬時に「評価」し、

好ましいものにはポジティブな感情を、

好ましくないものにはネガティブな感情を発生させます。
以前の記事をご覧になっていない方は是非こちらをご覧ください↓

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なぜ恐怖の感情が大事なのか


恐怖の感情は我々にとって不可欠です。

なぜなら、危機を回避するためのサインになるからです。


子孫を繁栄させるために動物は何としてでも生き残らなければなりません。


そのために、自らに襲いかかる危機を回避する必要があります。


そのときに恐怖の感情が物凄く大事になってくるのです。


恐怖を感じる生物からは逃げ、
恐怖を感じる食べ物は食べない


これらのことは当然のように思えますが、現在の状況ではどうでしょう?


コロナウイルスが蔓延し始めて数ヶ月が経ちました。


当初は誰もが未知のウイルスに恐怖を覚え、

その結果私たちの行動も大きく変わりました。


次第に恐怖が弱まり、多くの人が外出するようになった結果、再び感染が広がっているように思えます。

もちろん、それだけが原因ではありませんが…


恐怖という感情は、ネガティブな感情というふうに捉えられがちですが、
実はそうとも限らないのです。


私達の生命維持に大きく貢献している恐怖の感情。


これが正常に機能しなければ、
以前の記事にてご紹介した、扁桃体にダメージを負ったサルのように、
ヘビや毒蜘蛛などに自ら近づくようになってしまいます。


緊急事態宣言発令中にも関わらず
積極的に外出していた人たちの姿が
私にはそれと被ってしまいます。

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ありがとうございました🐈