ただの学生が微表情分析のスペシャリストを目指す-志水勇之進-

人種、性別問わず0.25秒以下で起こる表情の微妙な変化や会話の最中に見られるしぐさ。それらは意識的にコントロールできないため、非常に重要なサインであるのに見落とされがち。そんなことに興味を持ち独学で非言語コミュニケーションを学ぶことを決めた、ただの学生のブログです。

服装が表す非言語情報

非言語コミュニケーションは、

表情やしぐさなどの動作を表すもの

(ボディランゲージとも呼ばれます)や、

声、服装や持ち物など、複数の要素を含みます。

 

表情やしぐさ、視線などは言葉を補う、または強調する働きを持ち、

さらに短い時間の間に起こる「微表情」は、人の本当の気持ちを表す手がかりとしても知られています。

 

服装が表す非言語情報

 

一方で、服装や持ち物などは、

その人自身の個性や特徴を強調したり、作り上げる働きがあります。

また、化粧も同じ働きを持ちます。

 

社会心理学者、鈴木公啓氏によると、

服装や化粧には、

 

①自分の特徴を強調/抑制して、魅力を増すために外見の改善をおこなうこと、②日常的な自分からの変身を試みて、普段の自己を否定し、別な自分を発見しようとすること

 

という2つの意味が含まれているとのことです。

 

服装は、他にも集団への帰属意識や、

(ユニフォームや制服などがいい例)

社会や文化所属性(流行の服を装うなど)を表すといいます。

服装や持ち物、アクセサリーが持つ影響力について興味のある方は是非

鈴木氏の本を読んでみてください↓

 

服装が強力な影響力を持つことが発見された例としては、ミルグラム実験と、スタンフォード監獄実験です。

 

ミルグラム実験

 

アメリカ イェール大学心理学者のStanley Milgram/スタンレー•ミルグラムによって行われた実験で、アイヒマン実験とも呼ばれます。

この実験についてはまた別の記事にて詳しくご紹介したいので概要だけお話しすると、参加者の多くは、向かいの部屋にいるもう1人の参加者(実際にはいない)に向けて、電気ショックを流す指示を受けるというものです。

一般的には、そんなことはしないだろうと思われがちですが、電気ショックのつまみを捻るように白衣を着た権威のある博士らしき男(実験者)に指示されると、

多くの人は向かいの部屋の人に電気ショックがいくのにもかかわらず、指示に従ってしまうというものです。

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電気ショックを与え続けろという指示を受け、従っているうちに、向こうの部屋から悲鳴が聞こえていても笑顔の表情を浮かべながら電気ショックを与える参加者もいたほどです



博士や権威者であることを想像させる「白衣」や、その男の堂々とした態度などが、参加者を従わせる大きな影響力になったという結果もあります。

 

スタンフォード監獄実験

 

この実験についても後に詳しく執筆したいと考えていますので、概要だけお話しします。

スタンフォード監獄実験は、Prison Experiment と呼ばれ、アメリカ スタンフォード大学 心理学者フィリップ・ジンバルドー/Philip Zimbardoによって行われた有名な実験です。

刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまうことを証明しようとした実験が行われました。

 

実際に、集められた参加者は、

看守組と、囚人組の2つに分けられ、

看守には看守の衣装を、囚人には囚人の衣装を着るように指示され、

また、実験は本物の刑務所に似せた施設にて行われました。

 

結果というと、時間が経つにつれ

看守役の参加者達はより看守らしく、

囚人役の参加者達はより囚人らしく、

看守役の参加者達は、時には囚人役の参加者に暴行を加えたりするなどの行動も起こり、実験が参加者達に与えられる精神的な影響が大きいとして中止されたほどです。

 

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誰でも暴力などが許される立場に立つと行動も変化します。

つまり、ここでも参加者達の心理や行動に大きく影響したものとして、

「衣装・コスチューム」が考えられます。

 

これら2つの実験は心理学の中では

特に有名な実験であり、また後に詳しくお話したいと考えています。

 

 

 

ありがとうございました🐈


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